こどもロコモ
こどもロコモって聞いたことありますか?
いま、子どもの運動機能が低下しています
いま、子どもの体に異変が? もしかして「子どもロコモ」?
こんなお子さん、まわりにいませんか?
・姿勢が悪く、疲れやすい
・肩こりや腰痛がある
・転んだときに、手が出ず顔をぶつけてしまう
・床を雑巾掛けするときに、手で体を支えられず、転んでしまう
・しゃがむのが苦手で、和式トイレが使えない
・骨折しやすい
ロコモ(ロコモティブルシンドローム)とは?
年齢とともに骨や関節などの「運動器」の働きがおとろえて、立つ、歩くといった移動する動きがしにくくなった状態のことをいいます。
子どもの運動器の働きが低下している状態を、「子どもロコモ」といいます。
最近は、小さい頃からゲームで遊ぶ子どもが増えたことや、屋外で安全に遊べる場所が減ったり、生活が便利になったことで、体を使う機会が少なくなりました。
また、コロナ期で外出を控えた結果、「子どもロコモ」が増えているのです。
どうしてこのようなことが起きているのでしょう?
実は今、体がかたい、バランスが悪い、反射神経がよくないなどから、基本的な動きができない「子どもロコモ」が増えているのです。
「子どもロコモ」により、ケガしやすい状態になっています。
当院では、ケガによる治療に加え、ケガを予防する体幹トレーニングやストレッチの指導を行っております
あなたは大丈夫?まずは姿勢チェック!!
こんな姿勢になっていませんか?
スマートフォンやゲーム機でインターネットを見たり、ゲームをしているとき、また勉強や読書をしているとき、どんな姿勢になっていますか?
首を前に曲げて猫背になっていませんか?
悪い姿勢の代表的な例を見てみましょう
顎が前に出て、猫背となり、立っているときはバランスを取るためにお腹が出ています
子どもロコモチェック!!
5つ全部できたらセーフ!1つでもできないものがあったら、子どもロコモに該当するかもしれません
参考:https://sloc.or.jp/wp01/wp-content/uploads/2019/03/子どもロコモ読本_A510.pdf
①体のバランス
両手を広げて、片足でたってみましょう。ふらふらせずに5秒以上できますか?左右両方やってみましょう
②下半身の柔軟性
しゃがんでみましょう。足の裏を床につけて、後ろに倒れないでしゃがめますか?
③上半身の柔軟性
両手をまっすぐ上に上げてみましょう。垂直に上げることができますか?
④肩甲骨と股関節の柔軟性
膝を伸ばしたまま、指が楽に床に付きますか?
⑤上半身の動き
じゃんけんのグーを作りながらひじを引き、パーにしながら腕を前に出します。
スムーズにできますか?パーのとき、手首と指がしっかり反っていますか?
子どもロコモにあてはまったらやってみよう
●両手を広げて片足立ち:10数える(ふらふらはNG)
●両手をゆっくり上げる:耳の後ろ(前にあげるのはNG)
●グーパー:脇をしめてグーと声を出し、次に手首を十分にそらして前に出しながらパーと声を出す
●しゃがみ込み:手を前に出して腰を落とす(かかとを浮かすのはNG!)
●膝を曲げずに体前屈:まず膝を曲げ、手を床につけ、ゆっくり膝を伸ばす
まっすぐ腕を伸ばして耳につけるように上にあげることができないお子さんもいて、初めてその様子を見たお母さんはビックリして心配になるかもせれませんが、毎日練習していればできるようになります
食事でロコモ予防
ロコモ予防にはバランスのとれた食事を摂ることが大切です。その中でも、筋肉や骨をつくるタンパク質やカルシウムを食事から効果的に摂ることが、丈夫な体づくりにつながります。
食事バランスを見直そう
1日3食しっかり食べ、主食・主菜・副菜を揃えよう!
副菜や汁物に、タンパク質やカルシウムの合成・吸収を高める野菜や海藻を組み合わせて効率よく栄養を摂りましょう。
またファーストフードや加工食品に頼りすぎると、カルシウムの吸収が阻害される恐れがありますので摂りすぎに注意しましょう。